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マンセル表色系 [表面処理]

アメリカ人のA.H.マンセルが考案した表色系。色の三属性である色相、明度、彩度をもとに、それぞれ番号や記号で分類された色票を使い、物体の色と色票を見比べて色を表現する表色系。色票は各塗料メーカーや日塗工が色票見本を配布している。

   5R 4.2/11.5
   ↓   ↓    ↓
 5の赤 明度  彩度               色相環5Rの明度4.2、彩度11.5の色

基本的にビル系に使用される顔料系の着色塗料はマンセル記号によって色をオーダーするが、住宅サッシなどアルマイトに着色(電解着色)、クリヤ(透明)塗装を施したものは、マンセル記号では一般的にやり取りを行っていない。すでにサッシメーカー独自の色が決まっており、主にL*a*b*表色系で表わされている。マンセル表色系であらわすには、色彩色差計で測色することで、数値を得ることができる。







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メタリック塗料 [表面処理]

いろいろな樹脂塗料に金属粉顔料と呼ばれるアルミ、チタン、雲母、真ちゅうなどを粉砕し、特殊加工したものを混合した塗料のこと。金属感のある仕上がり外観となり、金属粉顔料の種類、粒径、特殊加工の種類、塗料の色、質感等よりいろいろなメタリック感が得られる。一般的なアルミ建材のメタリック塗装はアルミ′粉を使用したものが多い。長期にわたり酸性系の液体に接触するとメタリック部が黒ずんでしまい、まれに外観不良となる。







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JIS H 8602改正(1) [表面処理]

アルミニウムの陽極酸化複合皮膜のJIS、JIS H 8602の改正が今年、公示予定です。今回の改正は約20年ぶりの大幅な改正で、今までの皮膜厚さと塗膜厚さによる仕様規定から、用途及び適用環境によって要求される特性項目の水準による性能規定に変更されます。複合皮膜の種類は、従来のA種、B種、C種、P種からA1種、A2種、B種、C種に変更となり、最低皮膜が5μm以上で塗装が施されていればすべて複合皮膜と定義され、顔料の有無、塗料樹脂の種類など問わずすべて性能で種別されます。
                                           → 次回は試験項目について







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アルミ建材の耐用年数 [表面処理]

アルミ建材に求められる耐用年数について、業界共通の認識としては、昭和55年から5年にわたって行われた建設省総合技術プロジェクト「建築物の耐久性向上技術の開発」の成果をもとにしたものであり、陽極酸化塗装複合皮膜(以下複合皮膜)の耐用年数は15年としています。ここでいう耐用年数というのは、目標耐用年数のことであり、建物の建築主、設計者、施工者、生産(加工)者、使用者、所有者、居住者、管理者がその使い方など何らかの要求条件のもとに設定する耐用年数のことです。15年というのは、「塗膜の剥がれ、割れ、ふくれがRN8」あるいは「塗膜の白亜化が白亜化試験評点2点」の劣化に達するまでの年数です。また、この耐用年数は地域、部位、メンテナンスの有無で大きく異なり、15年に0.5~1.5の係数がかかります。
ちなみに、耐用年数には他に以下のものがあります。
          耐用年数:建物またはその部分が使用に耐えなくなるまでの年数
       設計耐用年数:使用上の要求から設計された耐用年数
       標準耐用年数:標準的な仕様で、標準地域に施工された材料の耐用年数

 軽金属製品協会では、現在、複合皮膜が普及して30年以上経過したことより、耐久性の実態調査を行い、耐久性の業界認識を15年から20年としています(ホワイト色は除く)。また以上は、一般的な住宅用サッシで使用されている電着塗装材の耐用年数であり、ビルサッシ、カーテンウォールの場合は、アクリル系電着塗装材、アクリル系静電塗装材、ウレタン系静電塗装材、フッ素系静電塗装材など各種の仕様があり、目標耐用年数はそれぞれの仕様で違います(5~30年)。
                     *RN8はJIS H 8602、白亜化評点2点はJIS K 5600を参照
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耐アルカリ性試験 [表面処理]

複合皮膜のJIS、JIS H 8602で規定している塗膜の耐薬品性試験。モルタルなどに対する耐性を示しています。強アルカリ性の薬品(水酸化ナトリウム水溶液)に接触させた時の腐食度合いをR.N.で評価しています。







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マット処理 [表面処理]

アルミ押出時に出現する筋(ダイライン)を表面処理工程内のエッチング工程で化学的に消去する処理。アルカリ、酸による2タイプがある。アルカリは金属感があり、酸はきめ細かいシルク状の外観となる。アルカリは水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、硝酸ナトリウムなどが主成分、酸はフッ化ナトリウムなどが主成分の液を使用している。外観には個人の好みがあり、どちらが良いとは決められない。







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オーバースクラッチ処理 [表面処理]

アルミ表面処理のエッチング工程の時間を通常の2~3倍かけて処理を行い、アルミ押出時にできるスジ(ダイライン)を見えにくくする処理。通常の処理よりも多く溶解させるため、アルミ肉厚が薄くなり形材寸法に注意すること。また、最近はマット処理が一般的となり、この処理はほとんど行われていない。








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着色塗膜 [表面処理]

陽極酸化皮膜や化成皮膜を下地として、顔料入りの着色塗装を施したもので、熱硬化アクリル樹脂塗装、ポリウレタン樹脂塗装、フッ素樹脂塗装の3タイプに区分される。最近はこの溶剤型塗装以外に粉体塗装が使用され始めている。性能の基準は軽金属製品協会の規格で性能により1種、2種、3種の3つに区分されている。住宅建材ではほとんど使用されておらず、おもにビル建材に使用されている。







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複合皮膜 [表面処理]

一般的に住宅、ビル建材に使用されるアルミニウム合金(6063合金、1100合金)に陽極酸化皮膜を施し、その上に塗装を施したもの。通常、陽極酸化皮膜9μmor14μmに2次電解着色を行い着色し、透明な塗膜を電着塗装or静電塗装7μmor12μmを施す。ただし、白色だけは、陽極酸化皮膜6μm上に白顔料を含有した塗料を電着塗装(15μm)している。JIS H 8602で規定されており、皮膜9μm+塗膜7μmをB種、皮膜9μm+塗膜12μmをA種としている。住宅建材はほぼ95%がB種、残りの5%は白色の建材でP種(皮膜6μm+顔料入り塗膜15μm)であり、ほぼ100%電着塗装が行われている。2009年4月からはJISの大幅改正が行われ、上記の分類はなくなる。ビル建材は、さまざまな仕様があり、複合皮膜以外にも着色塗膜のものも多い。








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HDコート [表面処理]

三協立山アルミが発売した高耐候性の電着塗装製品。耐傷付性も向上させている。ビル建材に対応しているが、住宅建材「サンシルバー色」にも対応。今後、住宅建材の標準仕様になる模様。塗料の架橋密度向上と傷付性upの添加剤によるものと考えられる。







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