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ストリーク(ストラクチャストリーク) [押出]

押出材の組成の不均一が原因で、押出方向に現れる帯状模様の不具合。押出材の肉厚変化部(肉厚部)に現れる事が多い。押出後ではなかなか見分けることが難しく、表面処理後に明瞭となり不良となる場合が多い。ビレットのマクロ組織の不均一、ビレットの不十分な溶体化処理、押出時の熱履歴の相違が原因。

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ダイスマーク [押出]

ダイスの傷またはベアリング面の傷が押出方向に平行に引っかいた跡で程度の非常に大きいくぼみで不良品に使用する用語。通常でもある程度のくぼみは発生し、ダイラインと呼ばれる。ダイラインは不良ではない。ダイスへの異物付着の防止とメンテナンス、ベアリング面の均一な仕上げとメンテナンス、取り扱いに注意し、押出材表面の点検による早期発見が重要となる。

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流動浸漬法

粉体塗料が入った流動槽に、塗料の溶融温度以上に熱した材料を浸漬し、材料に樹脂コーティングをする方法。樹脂には、エポキシ樹脂、ビニール樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレン樹脂などがあり、総称してビニルコーティングと呼ばれることもある。膜厚さは250~1500ミクロンと通常の塗装よりは厚くなる。







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ホワイトサッシの粉ふき現象 [外観異常]

アルミサッシの白い塗装は、白色顔料が入った塗料を電気的にアルミ表面に析出させることで塗膜を生成させています。塗膜の耐久性は塗料の種類や塗装方法によって異なりますが、一般的に日光、風雨、汚染物質の付着により除々に劣化して次第に美観を損ないます。ホワイトのような有色(顔料入り)塗膜の場合も、同様に劣化が進みますが、塗膜表面で塗膜の樹脂のみが劣化し、白い顔料が表面に残るため、その顔料が粉として手などに白く付着して異常を感じられる場合があります。これが粉ふきいわゆるチョーキングと呼ばれる現象です。これは、顔料入り塗装製品が経年劣化で発生する一般的な現象です。塗料の中にはチョーキングを起し難いもの(フッ素塗装)もありますが高価なため一般住宅に使用されることはありません。

≪対処法≫
粉ふきが発生した場合でも雨水等で顔料が洗い流され気がつかない場合もありますが、雨がかからない場所激しい粉ふきが発生することがあります。この場合は、水洗いによるクリーニングで表面に残った顔料を洗い流すことが効果的です。水洗いができないような部分は濡れ布巾等で拭き取る方法が有効です。クリーニングは1~2回/年程度で常にきれいな状態が保てます。クリーニングすることで徐々に塗膜は減少しますが、ホワイト建材発売後30年以上が経過していますが下地が透けるようになった事例は発生していないと思います。
また、顔料と同時に汚れを落とす場合はスポンジ等に0.5~2%の一般家庭用中性洗剤水溶液や用途にアルミ用と明記された洗浄剤を含ませて清掃し、水で洗い流して下さい。水洗いができない部分での洗浄剤の使用や酸性あるいはアルカリ性洗浄剤の使用、無理にこすって汚れを落とす行為は逆に塗膜を傷つけて、錆や外観異常の原因になりますので気を付けてください。








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コート・ベーク [塗装]

静電塗装工程において、製品に塗料を塗布する工程を「コート」、その製品を焼付する工程を「ベーク」と呼ぶ。

(例) 2コート1ベーク
     塗料を2工程で塗布し1工程の焼付で塗装を完了する
     塗料 → 塗料 → 焼付乾燥

   2コート2ベーク
     1回の塗料塗布後、焼付を行いさらにもう一度塗料を塗布し、焼付を行って完了する
     塗料 → 焼付乾燥 → 塗料 → 焼付乾燥







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マンセル表色系 [表面処理]

アメリカ人のA.H.マンセルが考案した表色系。色の三属性である色相、明度、彩度をもとに、それぞれ番号や記号で分類された色票を使い、物体の色と色票を見比べて色を表現する表色系。色票は各塗料メーカーや日塗工が色票見本を配布している。

   5R 4.2/11.5
   ↓   ↓    ↓
 5の赤 明度  彩度               色相環5Rの明度4.2、彩度11.5の色

基本的にビル系に使用される顔料系の着色塗料はマンセル記号によって色をオーダーするが、住宅サッシなどアルマイトに着色(電解着色)、クリヤ(透明)塗装を施したものは、マンセル記号では一般的にやり取りを行っていない。すでにサッシメーカー独自の色が決まっており、主にL*a*b*表色系で表わされている。マンセル表色系であらわすには、色彩色差計で測色することで、数値を得ることができる。







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一般的なアルミ建材の表面処理工程

脱脂工程    :アルミ表面に付着した油分を除去する
水洗
エッチィング工程:細かい傷の除去及び金属感を抑える(光沢をなくす)。強アルカリ水溶液を使用。
水洗
デスマット工程 :アルカリで除去できないスマット(鉄分など)を酸性の液を使用して除去
水洗
陽極酸化工程 :材料に陽極の電気を印可して酸化皮膜を形成する。一般住宅の場合は
平均約11μm程度の膜厚。電解液はほとんどが硫酸水溶液。
水洗
電解着色工程 :ホワイト色以外のブロンズ系(黒色も含む)の着色を行う。発色は、陽極酸化皮膜
独特の細孔に金属塩を電気的に析出し、光の吸収と反射により行う。電解液は
ほとんどが硫酸ニッケル+ホウ酸水溶液浴
水洗
湯洗工程    :陽極酸化皮膜独特の細孔中のイオン分を除去する。70~80℃の純水を使用
電着塗装工程 :電気泳動により塗料を材料に付着させる工程、電気は材料が溶解しないように
マイナスの電気を印可する。一般住宅の場合は平均10μm程度の膜厚。
水洗
焼付工程    :150~200℃程度の熱で塗膜を硬化させる

各水洗は、1回だけではなくその工程に応じて2、3回行うこともある。また、水質も純水を使用する
水洗もある。







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雨筋汚れ [外観異常]

アルミパネル壁面に多く発生する。汚れの原因となるばい煙などの親油性の有機物が壁面に付着している状態で雨が降ると、汚染物質が降雨水とともに壁面を流れ、その際に水の流れに沿って塗膜上に残存して汚れとなるもの。またアルミサッシの両下角から外壁に流れる黒い汚れは、同じ原理でありシーリング材の汚れのためである。








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メタリック塗料 [表面処理]

いろいろな樹脂塗料に金属粉顔料と呼ばれるアルミ、チタン、雲母、真ちゅうなどを粉砕し、特殊加工したものを混合した塗料のこと。金属感のある仕上がり外観となり、金属粉顔料の種類、粒径、特殊加工の種類、塗料の色、質感等よりいろいろなメタリック感が得られる。一般的なアルミ建材のメタリック塗装はアルミ′粉を使用したものが多い。長期にわたり酸性系の液体に接触するとメタリック部が黒ずんでしまい、まれに外観不良となる。







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アルミ手摺と異常腐食 [外観異常]

 アルミ製品は、通常、腐食に強く、耐久性のよいものですが、希に建築施工後短期間で腐食が発生することがあります。このような腐食を異常腐食といいます。異常腐食は、要因となる電解質イオンが存在し、溶媒となる水が存在すること、更に促進作用として異種金属と接触している場合に発生します。
 アルミ手摺の場合、電解質イオンとして凍結防止剤などに使用される塩化カリウムの塩素イオンが考えられます。水の存在については、雨水が手摺支柱内部に溜まっていたり、モルタルと支柱の隙間に入り込む等の状況があり得ます。異種金属は、支柱内部の補強材(ただし、亜鉛めっきを施してあるので直接アルミをふしょくさせる要因とはならない)や固定ビス、コンクリート中の鉄筋などが考えられます。これらの要因が揃った場合に腐食します。
 腐食対策としては、上記に示した因子のいずれかを断つことが必要ですので、以下に示した対策が考えられます。
 
① 手摺支柱のアルミ形材と補強材に水抜き用の穴を設ける(水の除去)
② 補強剤内部の浸水防止としてエポキシ樹脂を充填する(水の除去)
③ 使用するモルタルは清浄なものを使用する(電解質イオンの排除)
④ モルタルが完全に乾燥するまで雨などがかからないような適切な養生をする。









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