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ホワイトサッシの粉ふき現象 [外観異常]

アルミサッシの白い塗装は、白色顔料が入った塗料を電気的にアルミ表面に析出させることで塗膜を生成させています。塗膜の耐久性は塗料の種類や塗装方法によって異なりますが、一般的に日光、風雨、汚染物質の付着により除々に劣化して次第に美観を損ないます。ホワイトのような有色(顔料入り)塗膜の場合も、同様に劣化が進みますが、塗膜表面で塗膜の樹脂のみが劣化し、白い顔料が表面に残るため、その顔料が粉として手などに白く付着して異常を感じられる場合があります。これが粉ふきいわゆるチョーキングと呼ばれる現象です。これは、顔料入り塗装製品が経年劣化で発生する一般的な現象です。塗料の中にはチョーキングを起し難いもの(フッ素塗装)もありますが高価なため一般住宅に使用されることはありません。

≪対処法≫
粉ふきが発生した場合でも雨水等で顔料が洗い流され気がつかない場合もありますが、雨がかからない場所激しい粉ふきが発生することがあります。この場合は、水洗いによるクリーニングで表面に残った顔料を洗い流すことが効果的です。水洗いができないような部分は濡れ布巾等で拭き取る方法が有効です。クリーニングは1~2回/年程度で常にきれいな状態が保てます。クリーニングすることで徐々に塗膜は減少しますが、ホワイト建材発売後30年以上が経過していますが下地が透けるようになった事例は発生していないと思います。
また、顔料と同時に汚れを落とす場合はスポンジ等に0.5~2%の一般家庭用中性洗剤水溶液や用途にアルミ用と明記された洗浄剤を含ませて清掃し、水で洗い流して下さい。水洗いができない部分での洗浄剤の使用や酸性あるいはアルカリ性洗浄剤の使用、無理にこすって汚れを落とす行為は逆に塗膜を傷つけて、錆や外観異常の原因になりますので気を付けてください。








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